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管理人:上月
愛知県にてひっそり生息中。日常についてだらだら語ってみたり、時々マニアックになってみたり、それから真面目に働いてますよ?
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浅く狭く一部ディープな日常
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・「東京の流儀」福田和也
 > 以前読んだ「贅沢入門」に近い内容。流行に乗るのではなくて、保守的な伝統を良しとする姿勢。片田舎に住んでいる、骨の髄まで田舎者で無粋な自分には縁のない世界です。が、それだからこそ読んでいて興味深く感じます。

・「小説フランス革命(1,2)」佐藤賢一
 >フランス革命なんてベルサイユのばらでしか知らないので、小説での人物描写を読むと「この人ってこんな人だったのか??」と意外な感じがします。あと、小説ではミラボーがかなり活躍しているんですが、漫画ではどうだったかなあ…?

・「カペー朝―フランス王朝史1 」佐藤賢一
 >300年続いたカペー朝の歴代王を、読みやすく描いた新書。同じく新書で「英仏百年戦争」も書いているが、これと併せて読むとさらに流れが詳しくわかるのでお勧め。王様というと、白髪でひげが生えていて、というイメージがあるが(RPGの王様って大体そんな風に描かれてますよね)、カペー朝の歴代王の平均的イメージがそれと重なるという指摘は面白かったです。宗教的権威のローマ教皇と、世俗権威のローマ皇帝の間にあって、無理に背伸びをする必要がなかったからゆっくりと足元を固めて「フランス王」それ自体に箔をつけていけた、日本の戦国大名に近い、という指摘も分かりやすい。
 あ、あと「カペー」って日本語でいう「かっぱ」と語源が一緒って初めて知りました。

・「1Q84」村上春樹
 >やっぱり話題作は読んでおかないとね、ということで。今までとは毛色の違う雰囲気。三人称で描かれていることとか、あからさまなモデルが(宗教団体)いることとか。あと、海辺のカフカのときにも少し感じたのですが、今回はフェミニズム的な主張?が目に付いたような…。そして相変わらずのセックス描写が増えているのもどうかなあ。今までの村上作品と比べると、なんだか「普通」の作家が描いた作品を読んでいる気分になりました。

・「ららら科學の子」矢作 俊彦
 >70年代の学生運動のことは年代的に知らないのですが、30年前に殺人未遂で日本から中国へ逃げ出した主人公視点の「現在の東京」に対する違和感の描写が良かったです。自分にとってはそちらが当たり前だけど。こういうのってハードボイルドの範疇にはいるんでしょうかね。
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